ブドウの味がおかしいのは熱帯夜のせいだった

 

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ブドウの収穫が終わりました。そうは言っても、小さな庭に植えられているブドウですから売るほどあるのではなくて、そこそこ家族が味わう程度のものが採れました。2種類あるブドウは一つはキャンベル、もう一つはナイヤガラです。どちらのブドウもそれなりに個性があって、その風味を味わっていけるものです。

 

今年のナイヤガラは暑い日照りが続いた影響でブドウの実がおかしくなりました。それは一見してわかるのですが、ブドウの粒の色がうまく発色していないのです。暑さのせいでブドウが日焼けしてしまった。というようなニュースを聞いたように思いますが……。

 

私が思うには、それもあったけれども実のところは、もっと深刻なことが起こっていたと思っています。それは気候のことです。あの暑い日が続いていた数週間は、昼間は35度を超えていて、そして夜間は蒸し暑い熱帯夜が続いていました。そうなるといくらブドウといえども体調を崩してしまいます。

 

果実が熟す工程では少なくとも一日の温度差があることが必須なことで、そういう日数を経ることで、果実のホルモンが変化していくのだろうと思っています。そういう工程をいきなり飛ばしてしまって、暑い日をいくら提供しても、おいしい味わいのある実はできないと思っています。

 

そういう意味では、今年のブドウには気の毒なことをしたのではないかと思います。晩秋には柿の収穫も予定していますが、そちらのほうもブドウと同様な味の変化が起こっていても何ら不思議なことではないような気がします。

ぽんぽこりんのトイレ臭はどこにいったの?

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臭わないのです。鼻先に糞を近づけても尿を近づけてもあの強烈だった臭さは、どこに消えてしまったのか嘘のように無くなっていました。そうなのです。わが家の家猫のぽんぽこりんのトイレ臭が気になりだして、スーパーの猫ブーツやインターネットで便臭の無くなるキャットフードを検索したりしてみたのですが、どこにもそのようなキャットフードはありませんでした。

 

けれどもあきらめることなくスーパーの数あるキャットフードを一つ一つ調べていくうちに、それを見つけました。そのキャットフードの袋には便臭に配慮(天然ユッカ成分が善玉菌を増やし、室内飼い猫の便の匂いに配慮)。健康な消化吸収(消化吸収に優れた高品質な原材料と、腸内の善玉菌を増やすオリゴ糖を配合、健康的な消化吸収をサポート。毎日、健康的な便に)。

 

下部尿路ケア(適切なミネラルバランスで尿pHを弱酸性に調整、尿路の健康維持をサポート)などという説明書きが袋の裏面に印刷されていたのです。初めは半信半疑でお試し気分ではじめたのです。残念ながら外国製でしたが数週間の使用経験では、前述した通りの大変満足する効果を得ました。

ぽんぽこりん

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ようやくシャンプーで汚れた体を洗ってやるとみすぼらしいコウモリのような姿に変身してしまいました。お腹はぺしゃんこです。力なく鳴く声を聞いていると心なしかこちらも切なくなってきました。棒切れのようにぴんと張っているしっぽ・・・・・・。

 

バスタオルにくるむとようやく安心したのかニャーとひと声鳴いてくれました。ついさっき行われたバスルームでのどたばた劇のような様子を思い浮かべると、思わず笑ってしまいました。

 

体にぬるま湯をかけて洗い始めるとぼろぼろと小さな黒いものが跳ねていました。「あれー、のみノミ」という甲高い声。暫くするとさっきすぐ近くの里山の麓からひろいあげてきた小さな猫は、毛づくろいをはじめていました。

 

その小さな猫は、三毛猫で尾は体ほどもあってまるでねずみのようなので、ちょっと心配になってきました。いつまでもこのままの尾でいてほしくないという思いが浮かんだものです。

 

一年近くが過ぎた今日この頃では、わが家の飼い猫のぽんぽこりんはすっかりわが家の生活に馴染んでいます。キャットフードに猫トイレには紙パルプ製の猫砂があって家猫として可愛がられています。

 

 

山のアジサイと赤子

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人は定められた道を歩んでいるのでしょうか。ふとそんなことを考えていました。それと言うのもこの頃の天気がめっきり涼しさを増してきて、ひところのようなじめじめとして息苦しくなる暑さからすっと解放されたせいかもしれません。そのために、少し考える余裕が出てきたのかもしれません。

 

山の中を走っていくといわゆる自然に育っているアジサイを見かけます。それは素朴なもので園芸店などで見かける西洋アジサイの豪華な作りではなくて、愕アジサイといわれる種類のものです。それの咲き始めるころの風情はとても新鮮です。

 

純白の衣を羽織っているような白一色の花の姿はとても神秘的でさえあります。その一時があるので、それ以降の花の色の移り変わりは何というかちょっとしたショックを心に受けてしまいます。それが人の一生のようにだぶって、まるで重なって見えてしまうのはどうしたものなのでしょうか。

 

白い無垢なときは生まれたての赤子の時で、それから少しずつ色々な色に染まっていって一生を終える時には、定まった色に定着していくのだろうかと思うのです。そうなると自分などはどのような色が定められているのか、分かりませんが気になるところだと思っています。

 

心したい季節の変わり目

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今日から9月を迎えるようになった。夏の残暑が残っているが暦の上では秋に入っている。この季節は夏の暑かった頃の思い出と昨年来の秋の気候を思い出したりして、ちょっと複雑な心持となる時期である。言ってみればもはや体のほうは速く涼しくなってくれと言っているが、そうかと言って夏の体からにじみ出てくる汗の感触を忘れたわけではない。

 

そうなると体と心がばらばらになっていて、あっちに行ったりこっちに来たりして何とも不安定なバランスの上に自分の体を預けているので、油断のならない時期だと思っています。こういう時は、往々にして体のあちこちから不協和音のように、痛みや腫れなどがガバッと出てきたりする。

 

いわゆる予期しない症状が出て病気が発症してしまうので、そのあたりはいくら体が絶好調だとしても、無理して物事を推し進めてしまうと体は悲鳴を上げて病気になってしまう。そうなったらもはや万事休すになってしまう。そこでそうならないように心して自重しながら、自分の体をコントロールしています。

ニラとデジカメ

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処暑を通り過ぎたと途端に秋らしい天気になっていました。あのぎらぎらとした焼けつくような陽の輝きが、何となく恋しくなって来るのはどうしたものでしょうか。むっとしてじめじめしたあの嫌らしい汗まみれの肌触りの時は、もうこんな季節はごめんだと心で叫んでいたのに、人の思いなどは過ぎた感傷に哀れみを送る心境に浸っているのかもしれません。

 

先日ようやく壊れてしまったデジカメの代わりを手に入れました。それと言うのも壊れたというよりは、壊してしまったと言うべきのデジカメは、日の当たる腰窓のところに無造作に置きっぱなしにしていたために、強烈な陽を浴びてカメラの電子部品がいかれてしまったのです。一緒に置いていた携帯は何ともなかったのですが、画像をPCに取り込むことが出来ずに、泣く泣く処分することにしたのです。

 

新しく手に入れたデジカメは前のメーカーのものとは違うものです。どうして変えたのかと言うと、そこには一抹の拘りがむっくと頭をもたげてきて、散々に反省やら良心やらに訴えかけて来た結果、そのような塩梅になりました。それというのも今まで自分用の電器メーカーはS社が殆どでした。PCやTVやその他のものも概ねそうでした。そして、シ社製デジカメが壊れてみるとどうした訳かまたぞろS社への拘りが出てきたのです。

 

新しくなったデジカメは当初は慣れるまで少々の戸惑いはあったのですが、使い勝手はよく作られていて、シャッターを押すだけで思ったような写真が出来上がり満足しています。実を言うとデジカメを手に入れるにあたっては、あまりコストをかけないで手に入れる方法はないかと思案しました。そして、WEBサイトのお小遣いソーイングで資金を溜めることにしました。そして数か月後にその計画は終わりました。今は別のものを手に入れるためにこつこつとお仕事をしています。

 

 

山のアジサイとセミたち

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先日近くの山の中を走ってきました。10Kmほどですが高低差があるために走るのもなかなか大変です。今は夏の季節なので何かと勝手が違っています。それというのも体にまつわりついてくるブヨや蚊などの小さな虫がいて、これ幸いと攻撃してくるので、それらから身を守って走るために気を使って走っています。

 

そしてこの時期ならではのこともあります。それは気温や湿度の高さでこれにも悩まされています。気温は30度湿度も80%を超えるようなことが今年は頻繁にあるので、水分補給には特に気を使っています。そのためにウエストポーチには温めた牛乳を持っていくことにしています。これは水分とその他の栄養素を含んだ最高のものだと私は思っています。

 

さて、セミたちのことですが、ニイニイゼミアブラゼミはもうすでに鳴き修めをしています。今はツクツクボウシが全盛になって鳴いてくれています。そして、時折ミンミンゼミの声が混ざって聞こえてきています。ところが8月の初旬ごろまでは鶯の声が聞こえていたのですが、今は聞こえてはいません。

 

セミの鳴き声は今年は全体に少ない感じがしています。初めに鳴きはじめるニイニイゼミにしてもかなり少ない数でした。アブラゼミはもっと少なくて寂しい限りでした。そしてミンミンゼミが鳴く番になってみたのですが、ミンミンゼミは鳴く順番を間違えたのか後発のツクツクボウシが賑やかに鳴きはじめてから、ようやくぽつりぽつりと確認できる程度なのです。

多分ミンミンゼミはこれでお仕舞かもしれません。そして、この後に私が一番に好きなヒグラシが鳴きはじめるのだろうと思っているのですが、果たして都合よく鳴いてくれますか心配になっているところなのです。